20代転職

転職した方がいい人に起こる5つのサインと計画的に転職をする方法(事例あり)

転職した方がいい人におこる5つのサイン

転職した方がいい人には特徴があり、転職すべきタイミングで共通のサインがあります。転職しない方がいい人にも、同様にそのサインがあります。

また、それでも判断がつかない場合の対処法についてしていきます。この記事を読み終わるころには、転職するべきかしないべきかの判断がつくようになります。

転職した方がいい人に起こる共通の5つのサイン

次のチャレンジが具体的に見えてきた

次のチャレンジがしたいと思っているけど現職では実現できないという場合、それは明らかに転職のサインです。

やりたい仕事がかなり具体的な場合は、早めに転職活動を始めるべきでしょう。

そもそもやりたい仕事が市場に出回っているのか転職エージェントに相談したり、転職サイトに掲載されている求人を見て調査しておきましょう。

目指しているポジションが社内では実現できない

特に多いのは、マネージャーになりたいと思っているけど、年功序列の会社で上のポジションが空かない、長年働いている上司がそのポジションにいるなどという場合は、転職のサインです。

管理職未経験者向けでマネージャーのポジションは少しハードルは高くなるので(マネージャー候補)のポジションを探してみましょう。

モチベーション維持が困難

理由は分からないけれどモチベーション維持が困難になる場合があります。

この場合、自分のキャリアプランとは違う方向や、すでにその会社でやるべきことがもうないのかもしれません。こう感じ始めたら、今一度自分のキャリアプランを見直してみて、進むべき道で現状の乖離について言語化してみましょう。

言語化出来たらその部分を現職の中で解決できることなのか、転職が必要なのかを明らかにする必要があります。

自分に必要なワークライフバランスが取れない

ワークライフバランスは人によって違います。「仕事が楽しいから人生のほとんどの時間を仕事にかけてもいい」と思う人もいれば「家族との時間を最優先にしたい」といった人もいます。

自分が理想とするワークライフバランスからかけ離れている状況で、かつ社内で改善される見込みがない状況であれば転職を検討しましょう。

我慢して健康を害したり、家族に迷惑をかけるような場合は深刻な状況といえます。

日々感じているストレスが深刻で体調に表れてきている

目標を達成するには多少のストレスがかかることは仕方がありません。

しかし重要なのは、今感じているストレスがあなたが目指している目標を達成するために必要なものかどうかという点です。関係ないストレスを我慢する必要はありませんし、改善される見込みがない場合は転職を検討するべきです。

ストレスが深刻な場合精神に支障をきたすため、キャリアパスの選択肢を考えて本当に滞在すべきか検討しましょう。

一度精神的に患ってしまうと自分だけでなく家族に負担をかけたり、場合によっては長期にわたる療養が必要な場合もあります。十分に療養せずに繰り返し再発してしまったり、重度のアルコール依存になるような人も見てきました。

転職エージェントなどの第三者機関に相談してみるのも良いでしょう。

転職しない方がいい人の特徴

まった、転職しない方がいい!

転職の目的が明確ではない

転職にはそれなりの困難か伴いますので、それを乗り越える覚悟が必要です。

目的が明確でないと、転職後に「こんな困難が待ち受けているならなぜ転職したんだろう」となり転職したこと自体を後悔する人もいます。

新しい職場で人間関係も一から作り直し、仕事のやり方も1から学ぶことになります。それでもチャレンジしたいことがあるという場合に転職を検討するべきでしょう。

給与アップだけを目的としている場合

給与アップだけでの転職は、中長期的なキャリアの視点が欠如しているため、結果仕事内容などがマッチしてない場合に、また転職したくなるという悪循環に陥る可能性が高いです。

実際給与軸で転職するケースを見かけますが、その代償としてストレスがのしかかってきますのでおすすめできません。

逆に、スキルを追いかけている人は目先の待遇が悪くても、次の転職のタイミングなどキャリアのどこかの段階で給与は適正化されていきます。

特に転職エージェントを介して転職をする場合は、適正給与を理解しているのでスキルに見合った給与を企業に交渉してくれます。

一時的にネガティブな事から逃げたい人

一次的にチームから人が抜けて残業が多くなった。会社の業績が外部環境要因で悪くなりその影響が自部署にも出ている。

こういった一時的に負荷がかかる状況である場合にすぐに転職を考えるのではなく、社内で何か調整できることがないか検討しましょう。

スカウトされ断れずに転職してしまう

スカウトされたこと自体を嬉しく思ってしまい、ついつい面接をしてとんとん拍子に進んでしまって転職してしまう。

こんな人もたまにいますが、スカウトされたと言え転職で待ち受ける困難が軽くなるわけではありません。

もちろん、必要とされて入社するので待遇などは良いかもしれませんが、ある一定の覚悟を持って入社するべきでしょう。

おすすめの転職エージェント

en world(エンワールド)

業界ごとに特化した部門があり、非常に優秀なコンサルタントがそろっています。

最初の面談でまず細かくヒアリング、そこからのフォローアップも非常にきめ細やかです。入社後のフォローもあるのが特徴です。

en world(エンワールド)の公式サイトを見る

JAC(ジェイエイシー)

伴奏力が高いエージェントです。

エージェントのマッチング力は最初の面談時のヒアリング力が鍵となりますが、ヒアリング力が高くそれが結果的に求人紹介のマッチング力、スピードが高いエージェントです。

採用側から見ても候補者の提案力が他のエージェントに比べ非常に高いのが特徴です。面接対策も充実していますので初めて使うエージェントとしてもお勧めします。

JACリクルートメントの公式サイトを見る

JACリクルートメント

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、私が初めて使った転職エージェントでしたが、特に30代前後の転職希望者にとってはお勧めのエージェントです。

担当者が親身になってキャリアパスの設計方法など教えてくれたり面接前のアドバイスや面接後の反省点などを一緒に考えてくれます。

古くからある大手エージェントなのでシステム化されていてフォローアップもまめに行われます。

リクルートエージェントの公式サイトを見る

外資系のエージェントのお勧めはこちら:【2023年版】 外資系転職エージェント・転職サイトおすすめ一覧(業界別)|転職ゲートウェイ

転職した方がいい会社の特徴

一方で、必要以上に会社側の状況が良くなく会社を辞めた方が良いケースもあります。
主にこういった場合は、早めに転職するという判断をした方が良いでしょう。

辞める人の割合が異常に高い

一般的に、1年間で退職する人の割合は社員の10%~20%以内程度が適正です。

私が経験した中では年間60~70%が辞めていた会社もありますが、これくらいの数の人が辞める理由があります。また、退職者が多いことで社内が混乱し、仕事がまともにできるような状況ではありませんでした。

自分自身が目標としているところとは関係ないところでエネルギーを割かれてしまったり、正当な評価を受けることが不可能といった場合は早いタイミングで転職しましょう。

何期も連続で大幅に業績下方修正が続いている

こういった会社ではボーナス支給などはもってのほか、予算削減、経費削減と社内中がとにかく予算削減モードになり、会社として新しい価値を生み出していく活動ができなくなっていることが多いです。

このような場合は、スキルアップをできるような状況ではないため転職も視野に入れるべきでしょう。

パワハラや長時間労働が常態化

世の中には、その企業のカルチャーであるかと思うほどに、パワハラや長時間労働が当たり前のように横行している会社がまだまだ存在します。

そのような会社では、パワハラや長時間労働について周りも何も言わないような状態になっているケースが多く、人事やコンプライアンスなど、しかるべき部署に相談しても是正されない場合は深刻です。

このように、パワハラや著時間労働が社内で黙認されているようなケースがありますが、そのような会社に帰属しつづけ身を削ることになるのであれば、すぐに転職した方が良いでしょう。

転職した方がいい会社についてはこちらの記事でも詳細を説明しています:
【2024年最新版】転職した方がいい会社の特徴17選と業界別離職率

転職した方がいいかを自分で見極める方法

自分で転職したいいかどうかを見極めにには、キャリアプランを計画し、常にそのタイムラインを見直すことです。

例えば、最終的に「社長になりたい」という人は会社運営に関するキーポジションの知見が必要となります。そのためには、30歳まで営業を経験し、40歳くらいまでには財務やマーケティングの経験をする、とか50歳で取締役などのポジションに就任する、などそれぞれのマイルストーンを明らかにしておくことです。

大事なことはタイムライン通りに進むことではなく、都度都度見直して軌道修正しながら最終ゴールに近づいていくことです。

マイルストーンが分かっていれば計画的に転職もできますし、突発的に転職したり、他の誘惑にも流されずにすむでしょう。

年始で見直したり修正をするなど、年に何回か見直す機会を持つことが大切です。
以下のようなイメージです。

キャリアプラン一例(CFOの場合)

転職した方がいいか判断がつかない場合

転職した方がいいかの判断がつかない場合は、第三者に相談することをお勧めします。

この第三者とは、第一にあなたの目指しているキャリアを達成している人が知合いにいればそういった人に相談してみると良いでしょう。あるいは、キャリアに詳しい先輩や友人でも良いです。あなたのことを客観的に見て、転職するべきかどうかアドバイスをくれる人が良いでしょう。

また、転職エージェントに相談することも選択肢としては良いですが、基本的には仕事を紹介すること前提での話となることが多いです。

その時点で決断しなくとも、どういった選択肢があるのか調べるには良い機会なので、まずは登録して仕事を2~3紹介してもらいましょう。

まだ転職するタイミングでない場合は、少し時間をおいて連絡する旨伝えれば特に問題ありません。

また、転職エージェントの良いところは、目指しているところを共有することで、進むべきキャリアパスを教えてくれるところです。多くの転職希望者をサポートしている経験から、あなたがどの業界のどういったポジションを目指のか、方向性に合った有効なキャリアパスについてアドバイスをくれることでしょう。

転職したほうがいい場合次にやるべき3つのこと

自分が転職するべきタイミングだと分かったら、まずは転職活動の準備をはじめましょう。

以下のような準備は、いつ転職をするにしてもやっておいて損はないです。なぜなら転職活動はタイミングによる部分が大きく、中期的に準備をしておくことでここだというタイミングが訪れるときにすぐに動けるからです。

①転職目的の明確化

これまでのキャリアの棚卸を行い、目指しているゴールに向けて今回の転職の目的を明確化しておきましょう。

目的が明確にならない場合は焦る必要はありません

②応募書類の準備

職務経歴書、履歴書を準備しましょう。

自分がどういったスキルを保有していてどこを目指している人間なのか、また、主体性をもってキャリアを築いていることもアピールしましょう。

あまり、職歴を詳細に書きすぎると何の専門家か分からなくなることもあります。要所要所工夫をして、専門性とその分野での実績が数値で分かるように書きましょう。

③転職エージェントやスカウトサイトに登録する

転職エージェントに相談してみることで、自分の今の市場価値、目指すべきキャリアパスなど無料で相談できます。話しながら方向性を模索できるので一度登録してみることをお勧めします。

応募書類の作成方法に自信がない人も添削してもらえますので、提出しましょう。

また、キャリアコンサルタントとは相性もあります。複数社登録してできるだけ多くのコンサルタントと話してみることが良いでしょう。

一方で、スカウトサイトはスキルマッチしたエージェントや企業から声がかかるため、効率的に転職活動を行いたい人に向けおすすめです。ここでもどういった案件で声がかかるかなど自分の市場価値を見るには良い機会となるでしょう。

【2024年版】 外資系転職エージェント・転職サイトおすすめ一覧(業界別)

転職した方がいいサインで転職に踏み切った人の事例

私の周りで実際に転職のサインに気づき、行動し成功した人の事例を紹介します。

専門性を高めることとワークライフバランスの実現に成功したMさん(36歳男性・ITソフトウェア営業)

Mさんは某ITインフラ系の事業で、営業兼マーケティングを担当していました。

営業とマーケティングの兼務となったことで、自分のキャリアとしてどちらに専門性を置くのかがぼんやりとしてきたことに疑問を感じていました。一方で、営業とマーケティングが共通のノルマを持つような形態で、予算達成のために毎日深夜まで残業する状況が続いていました。
子供がいるので、子育てにもっと関わりたいという思いもありました。
Mさんは、忙しい中でも朝早起きをして1時間朝活として転職活動の準備を始めました。同時に転職エージェントにも相談し、サポートをお願いしました。

結果的に、2か月後にはワークライフバランスと専門性を高めることができる外資系IT企業の営業ポジションに転職をしました。もともとやっていた営業職に専門性を置くという決断をしたことは、第三者に相談し徹底的に自分の方向性について壁打ちをしたことが大きかったと言います。

また、朝1時間早起きをして朝活をしてコツコツ準備をしたこと、転職エージェントのサポートを受けて面談調整などを行ったことが勝因でした。

理不尽な企業文化に気づき転職したKさん(28歳女性・サプライチェーンマネジメント)

Aさんは、新卒で伝統的な日系企業に入社し貿易事務をやっていました。

土日や祝日以外は、社内の空気的に有休がとれない状況で、かつ自宅でできる職務であるにもかかわらずリモートワークも一切できなかったそうです。(実際に伝統的な企業ではこのような風潮が誰のせいとも言えず根付いている会社は存在します。)

Aさんはある時私たちと食事をしている席で、その事実を話したところ満場一致で「転職した方が良い!」という意見を目の当たりにしました。
結果的に、国際的なサプライチェーンマネジメントの会社に転職し、有休やリモートワークも比較的自由にとれるようになったうえ給料も上がったそうです。

これは自分自身で転職を選択肢に入れてなかったので、第三者に話してみて気づいた点も大きかった例と言えます。

転職活動をはじめるたった一つのタイミング

転職活動を始めるタイミングは、転職をすると決め最短で始められるタイミングが良いでしょう。

なぜなら、自分に合ったポジションとのめぐり逢いはタイミングによるので、良いポジションとのめぐりあわせはいつ来るか分からないからです。そのため準備や情報収集は事前に初めて置き、良いポジションが出てきたタイミングで万全の状態にしておくべきでしょう。

自分がキャリア志向であれば同じ業種の採用関係者やリクルーターとSNSなどでつながっておき、いつでも自分に情報が集まってくるような状態にしておくことが理想的です。
タイミングといえど、動くときは自分で決めれるような状態にあるていどしておくと良いでしょう。

まとめ

転職した方がいい人というのは、基本的に積極的にキャリアを作っていく中で自分で判断すべきものです。

転職したほうがいい人には以下のような共通のサインがあります。


・次のチャレンジがしたくなった時
・社内で目指しているポジションに就けそうにないとき
・ストレスが深刻で体に表れ始めたとき


転職しないほうがいい人の特徴は、基本的に「無計画」という共通点があります。隣の芝が青く見えて目的もなく転職してしまったり、一時的なネガティブなことから逃げるように辞める、などが考えられます。

まずはキャリア設計を考えるところから始め、マイルストーンごとに転職ができるよう計画しておきましょう。

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