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中途採用最終面接の合格率ってどのくらい?確実に内定を取る3つの方法と落とされるタイプ

中途採用最終面接の合格率と対策

最終面接に臨むにあたり、もうほとんど内定をもらったも同然だと思う人も多いようです。じつはこの最終面接、1次2次の選考に比べれば合格率は高いかもしれませんが、一定の確率で選考から落とされることも事実なのです。

今回は、採用者側の視点から、「最終面接で見られるポイント」「どうやったらより確実に最終選考をクリアできるのか」この辺について解説していきます。

中途採用最終面接の合格率

一般的な最終面接の内定率は、1次2次に比べると高い印象で50~70%程度ではないかと思います。

企業によっては、基本的には最終決定は現場の意見を尊重する企業もあれば、最終的な選考を社長自らの目で見届けたという場所もあります。

合格率は1次や2次に比べると高いと言えど、まだまだ内定までの通過地点です。気を緩まずにしっかり対策をする必要があります。

中途採用最終面接で見られる部分は?

面接で見られる部分

最終面接では経営陣や社長が出てくることが多いので細かな仕事のことなどは聞かれません。あなたという人物がこの会社にふさわしいかどうかの最終チェックをする場所ととらえておけば良いでしょう。

よって、最終面接では主にあなたという人の人間性を見られます。
主に以下のような視点であなたという人を見られます。

  1. このポジションや会社に対しての熱意
  2. 失敗や困難にどう向き合う人か
  3. どんなキャリアのビジョンや仕事の目標を持っているか

中途採用最終面接の合格率を上げる方法

内定率を上げる!

1.熱意を見せる

最終面接に出てくる役員の人や社長は、細かいスキルについては把握していないケースが多いです。しかし入社する人に共通して熱意を持っている人を求めています。

よって、その意をアピールする

熱意を見せるには、①この会社でなければいけない志望動機 ②自分にしか貢献できる領域を話す ③チャレンジしたいことを提案する を話してみましょう。

そして業界研究をやった話を交えることができるとベストです。熱意はどれくらいあなたが深堀りして研究しているかに表れます。

競合他社の状況、その企業の強み、機会、外部環境、などある程度その企業について研究し、理解度を上げて臨めるとベストでしょう。

2.失敗を乗り越えてきた体験を話す

これまでのキャリアでの成功体験や実績を準備する人は多いものの、失敗体験とそれを乗り越えた方法についての説明を準備出来ていない人が多いのです。

最終面接の面接官は、その人の人物評価をする中で「粘り強さ」や「忍耐力」を見ています。失敗体験をもとにその後成功できたことや、成功体験に転換したような経験を話すと良いでしょう。

その時々でのプロセスを話すことで思考のプロセスやあなたの仕事のやり方が見えてくるでしょう。また、その時々で感じていた感情を話す事でリアリティがあり共感を生むことができます。

3.1次2次で評価されたことを最終で改めてPRする

1次面接2次面接を通った場合、通常どこが高く評価されたのかを担当人事や転職エージェント経由なら担当コンサルタントが教えてくれます。

1次2次面接で評価されたことはその会社にとって求めている人材のポイントであることが多く、選考において大切なことです。そこが自分の強みだと思い、その内容を最終面接でもうまくアピールするようにしましょう。

また、通常は最終面接官も、1次や2次のあなたの評価を引き継いでいますので、たいていの情報は共有されています。一貫性が保てるように、最終面接でもアピールしておきたいところです。

中途採用最終面接の合格率を上げるポイント

面接の合格率を上げるポイント

私の経験上、意外と中途採用の最終面接で話す面接官というのは、人間的な側面を重視する人が多いように思えます。例えば、学生のころやってたスポーツや、趣味の話、キャリア初期の苦労話などです。

この辺の会話について、面接官側から質問がきたら話せるように準備しておきましょう。

自分自身の体験や苦労話についてはその時感じていた感情を話すことで、共感を得ることができます。

特にスポーツや趣味の話を面接官側からしてきたときはチャンスです。自分自身が経験してなかったとしても興味があるということ(嘘はいけませんが)、一般的にテレビなどで話題になっているようなことを交えて自分の興味を示してみましょう。親近感はそういったところから生まれます。

中途採用最終面接で落とされる人のパターン

面接で落とされる人

1.熱意が感じられない

応募したのに熱意が余り感じられない人は最終面接でも落とされる可能性が十分にあります。
人間性や熱意があるかを見られますから、これからはじまる新しいキャリアに対してわくわくしている。〇〇がやりたいといったように主体性を見せましょう。

新しい会社を選ぶにあたりやりたいことがあるはずです。その会社で自分がやってみたいことを伝えたり、やりたい分野に関してどういった展望を持っているか質問したりしてみましょう。

2.準備不足

最終面接でも落とされることがあるということを認識しておきましょう。

どうせ落ちないだろうと準備を怠った人で落ちてしまった人は私の周りでもいました。特に、企業研究を改めてしてみて経営に関しての情報をよくチェックしたり、1次、2次面接の情報から自分がやりたいことや貢献したいことをまとめておくと良いでしょう。

中途採用最終面接で合格率を上げるお礼の手紙の書き方

面接後にお礼のメールを送ったから採用に至るということではありませんが、感謝の気持ちを伝えておくことはプラスになることはあってもマイナスにはなりません。

御礼とともに共感した話や、モチベーションが上がったような話を交えておくと良いでしょう。

以下、一例を紹介しておきます。

タイトル:最終面接のお礼
本文:

○○様
本日最終面接を受けさせていただいた〇〇でございます。
本日は貴重なお時間を頂戴し、ありがとうございました。

○○様とのご面談では、記者の企業理念の根本ができあがった背景についてご説明いただき
私自身がキャリアを通じて〇〇に貢献したいという思いがあるため大変共感しました。

また、新たに〇〇分野への進出に来年度からは注力していくとのことでしたので、

私の現職での経験が具体的に生かせると思っています。

今回のご面談の中で、御社への理解が深まったことと何より自分が貢献できる領域を明確にイメージすることができました。ご縁があった際には微力ながら貢献できるように精進してまいります。

取り急ぎ、最終面接のお礼をさせていただきます。
引き続きよろしくお願いいたします。

丸ノ内 太郎
電話:090-0000-0000
E-mail:xxx@xxxx.jp

まとめ

中途採用最終面接での合格率は約50%~70%です。
最終面接で見られるところは主に熱意や人間性が見られます。合格率を上げるためには以下のようなことが有効です。

  • 1次2次で評価されたことをしっかりとアピールする
  • 趣味やキャリアの苦労などの率直な話をする

また、一定の確率で落とされる人もいますが、こんな人が落とされる傾向にあります。

  • 熱意がない
  • 準備不足

1次2次で順調にきたからといって気を抜かず、復習をしておきましょう。また、改めてその企業の経営方針やビジョンミッションなどについて学んでおくことで、中途採用最終面接の合格率を上げることができるでしょう。

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