転職ノウハウ

Uターン/Iターン転職理由や志望動機は3パターンで主体性を上げる!OK/NG例も

UターンIターン転職

家庭の事情でUターン転職を考えている。子育てにベストな方法を考えてIターン転職しようと検討中。

といった場合に有効な転職理由を採用側の視点から解説します。

自分では選べないようなUターンやIターンの事情があったとしてもキャリアに対しての主体性を見せることが必要です。その辺を中心に解説していきたいと思います。

UターンやIターン転職に強い転職エージェント

JACリクルートメント

JACリクルートメントは、全国エリアにおける求人に強く、希望に合致する企業と出会うチャンスの広げてくれる実績豊富なUターン/Iターン転職におすすめの転職エージェントです。

エージェントのマッチング力は最初の面談時のヒアリング力が鍵となりますが、ヒアリング力が高くそれが結果的に求人紹介のマッチング力、スピードが高いエージェントです

JACリクルートメントの公式サイトを見る

JACリクルートメント

dodaエージェントサービス

dodaエージェントサービスは、日本全国から約15000社との取引実績があり、Uターン/Iターン転職におすすめです。

遠隔地での面接や住居の問題など、通常の転職活動とは異なる進め方も、個人ですべて管理するのは大変ですが、スケジュール調整や入社日の交渉など専任のキャリアアドバイザーがサポートしてくれます。

dodaエージェントサービスの公式サイトを見る

リクルートエージェント

リクルートエージェントは全国に20の拠点があるので、全国へのUターン/Iターン転職を検にも強い転職エージェントです。

Uターン・Iターン転職活動においては、複数社の選考を効率よく、時期を調整しながら進められるよう、綿密なスケジューリング行ってくれます。

古くからある大手エージェントなのでシステム化されていてフォローアップもまめに行われます。

リクルートエージェントの公式サイトを見る

Uターン/Iターン転職での転職理由よくある4パターン

1.地元に帰って地域社会に貢献したい

大学進学や社会人で都心に出ていた人が、地元に帰るというUターン転職の人は多く、その多くが生まれ育った地元に愛着があり地域社会の発展に貢献したいというものです。

子育てや家庭の事情によることも多く、夫婦の場合はどちらかの地元に帰るというケースが多いです。

2.子育てを環境の良い地元でしたい

自然が多い地方で子育てをする家族

自然が多い地方で子育てをしたいという夫婦のケースなどがあります。Uターンというケースもありますが、Iターンという、東京で生まれ育った人たちが地方で子育てがしたいというケースも含まれます。

子育てをする環境を優先的に考え、仕事の状況とともに考えるケースです。

3.親の介護が必要

親の介護が必要になりUターンやIターンをするケースです。地元に帰るケースや親が住んでいる地方に行くケースがあります。

この場合は選択肢がないためその地方にある仕事や周辺の主要都市を仕事をするエリアとし、その中にある選択肢で就職先を考えることになります。

4.QOLを上げたい

もっと大自然の中で暮らしながらに仕事をしQOL(Quality of Life)を上げるためにIターンをするという人もいます。

海や山など自然に触れるようなスポーツをやっている人や趣味の釣りをするために地方に移住するIターン転職をする人もいます。

Uターン/Iターンの転職理由で主体性を見せる3つのコツ

1.主体性を見せる

例え、何らかの事情で地方にUターンやIターン転職をしなければいけなくなったとしても主体性を見せることは非常に重要です。選択肢が少なかったとしても、その中でこれまでの経歴と結びつくようなものが何かしらあると思います。

例えばコミュニケーションが得意な人は、慣れない地方でも新しく関係構築をして新しい仕事の営業活動をすることは得意かもしれません。このように、これまでのキャリアの延長線で地方転職を考えると良いでしょう。

2.キャリアを主語にする

キャリアを主語にするということは、家庭よりキャリアを優先にするということではありません。キャリアを考えて、そこにUターンする事情がたまたまついてきたという具合です。この後の例文で解説します。

3.地元愛やその地域への愛着を見せる

地域への愛着

自分がどれほど地元やその地域が好きかということをそう感じた具体例を挙げて説明すると良いでしょう。

「仕事を通じてその地域をもっと活性化したい」「大好きな地元で子育てがしたい」など面接官や採用担当者にとっても、その地域が好きだと言ってくれる人は好印象なはずです。

かつて私も群馬の企業で働いたことがありますが、群馬の人は群馬を誇りに思っている人が多く、群馬を好きだと言ってくれる人が好きでした。

Uターン/Iターン転職の理由での例文

1.主体性を見せる例文

「地域振興のプロジェクトに参画していた中では環境や住民への配慮を損なった事例もあり、企画側と地元が衝突するようなケースもありました。そのような経験から持続可能な取り組みにするには、地元住民との協業が不可欠であると考えています。長く暮らしたことがあるこの地域で、地元住民への配慮や環境への影響に配慮できる強みをいかして貢献したいと思っています。」

ワンポイントアドバイス:

自分が率先して地元や地方コミュニティに関わっていきたいという理由を説明できると印象も良いでしょう。

2.キャリアを主語にする例文

「前職の広告代理店では、地域再生や地域振興にもつながるようなクライアントのプロモーションを企画し、そのプロモーション経由での地域経済に多少貢献することができました。今回は、私が好きで何度も訪れているこの地域側に立ち、ニーズや課題を把握し、より効果的な地域振興アイデアを提案する側で貢献したいと思っています。」

ワンポイントアドバイス:

これまでの事例や、アイデアが共有できると熱意を見せることができるのでベターです。

3.地元愛やその地域への愛着を見せる例文

「豊橋は私が生まれ育った場所で、東京で働きながらも親戚や家族、そして地元の人々のことを常に気にかけていました。これまでの営業経験を活かして地元社会に還元できることができればと思っております。〇〇産業は私もなじみ深く、豊橋を支える一つの産業なので、都会での経験や向こう側からの視点で地元のコミュニティと更に強いつながりを築き、地域社会への貢献がしたいと考えています。」

ワンポイントアドバイス:

切り口として理想的には2つの切り口を掛け合わせることで転職理由にしましょう

「地元やその地域への強い愛着」×「都心で培ったキャリアでの専門性」

Iターン転職の転職理由例文

Iターン転職では、地方に移住はするものの、自分の地元ではないため転職理由で地元だから愛着があるということは言えません。

以下のようなパターンがありそれぞれ例文をご参考にしてください。

「北九州市は貴社のようなスポーツ施設が多くある日本有数の地域です。自然が多く教育の環境も良いため子育てをするのに適していました。そして何より、私自身のスポーツマネジメント領域での経験を活かし、スポーツ施設のPRにさらに貢献できると感じています。スポーツマネジメントの経験からスポーツ系のPR関係者とのコミュニケーションや幅広いプロモーション手段への知見から貴社に貢献できると確信しています。」

Uターン/Iターン転職の転職理由NG例

Uターン/Iターン転職の転職理由NG例

1.キャリアに対しての妥協を見せる

UターンやIターンを優先するばかりにキャリアに関しては妥協しても仕方ない、といった転職理由はネガティブなイメージになってしまうのでよくありません。

よく地方で仕事自体が多くないけど家庭を優先してUターンをする、といった人を見かけますがこれでは採用面接官側の印象はよくありません。

それよりも、地方にもどって自分にできることがあるから、次の目標としてふさわしい、という言い方が当然Uターンする理由がキャリアと結びついて好印象でしょう。

2.仕方なく地元に帰る

両親の介護が必要になった場合や、妻の実家に帰ることになった場合も、「仕方ない」「選択肢がなかった」といった姿勢は見せてはいけません。

仮にそうだったとしても「キャリアとしてはチャレンジしたい領域がある」「自分が貢献できる分野がありやってみたい」といった志望動機に転換しましょう。

できればこれまでのキャリアの延長線で次のポジションに生かせるということを具体的に話せるとベストでしょう。

また、その地元の魅力や移住することに期待している点を具体的にしておきましょう。

3.志望動機が特にない

「志望動機は特にないけど自分の経歴とあってるから応募してみる」という人はじつはUターンやIターン転職に限らず多いケースです。

しかし、採用側から見ると、一番聞きたい肝心な「なぜうちに応募してきたか」が抜けていることは致命的です。

志望動機も今までのキャリアの延長線で考えておきましょう。

4.目標がない

UターンやIターンであっても、地元や地方に移住して何を目標にするかを考えておきましょう。できれば3年後、5年後の目標があるとベストです。

目標があるということは主体性があるという見方につながるので、具体的にプランしておきましょう。

まとめ

UターンやIターン転職は自分の理由は子育てやワークライフバランスだったとしても、キャリアについての転職理由に主体性を持つことが求められます。
以下のポイントを抑えておきましょう。

  • UターンやIターンへの主体性を見せる
  • キャリアを主語にする
  • 地元愛やその地域への愛着を見せる

また、主体性に欠けた理由は以下のようなものになってしまいがちなのでNGです。

  • キャリアに対して妥協を見せる
  • 仕方なく地元に戻る
  • 志望動機が特にない
  • キャリアの目標がない

どのような理由にせよ、キャリアを主語にし、主体性持ってその企業に応募していることを見せUターン/Iターン転職させましょう。

また、UターンIターン転職に強い転職エージェントもあるので、活用するとよいでしょう。

<おすすめ関連記事>

転職の面接で聞かれることを全攻略。回答例やコツも解説

異業種転職の実際と成功のポイントまとめ

【2024年版】 外資系転職エージェント・転職サイトおすすめ一覧(業界別)