転職とキャリア構築

ビズリーチのプラチナスカウト完全攻略!スカウトをもらう4つのコツと返信例

ヘッドハンター

スカウトを受け取ったけど「プラチナスカウト」って書いてあるけどこれは何か特別なスカウトなのか?どうすればプラチナスカウトをたくさんもらえるようになるのだろうか?そのような疑問をお持ちの方に向け、ビズリーチ経由で3回ほど転職した筆者がビズリーチをより有効に使う方法について書きました。

また、知り合いのビズリーチを使い倒してるヘッドハンターにも協力してもらい、よくある質問に回答しています。

ぜひ活用いただきより多くのプラチナスカウトを受信することで転職活動の幅を広げていただけると幸いです。

ビズリーチのスカウトの種類について

ビズリーチのスカウトにはスカウトとプラチナスカウトというものがあり採用企業やヘッドハンターからメッセージが届くとどちらのタイプのスカウトかがメッセージのタイトル部分に表示されます。それぞれの特徴についてみていきましょう

スカウト

  • 有料会員のみスカウトの内容を見ることができます
  • ヘッドハンターが送る

プラチナスカウト(採用企業から)

  • 無料会員でも内容が見れるスカウトです
  • 採用企業の担当者から送られてくる
  • 企業との1次面接が確定している

プラチナスカウト(ヘッドハンターから)

  • 無料会員でも内容が見れるスカウトです
  • ヘッドハンターから送られてくる
  • ヘッドハンターとの面談が確定している

※尚、ヘッドハンター側からのプラチナスカウトは実績が一定条件をクリアしているか有料オプションとしてプラチナスカウトを購入しなければ送ることができません。

エクスクルーシブスカウト

  • 無料会員でも内容が見れるスカウトです
  • 限られた優秀な実績のあるヘッドハンターから送られてくる
  • 限られた優秀な実績のあるヘッドハンターとの面談が確定している

エクスクルーシブスカウトは隠しメニューのようなスカウトで非常に希少なスカウトとされています。私も受け取ったことがありますが、以下のようなメッセージが書いてあります。

一定の優秀な実績のあるヘッドハンターにしか送れない特別なスカウトのようで通数も限られているようですね。

ビズリーチエクスクルーシブスカウト

プラチナスカウトについて

返信

実際にどのようなメッセージが来るか

ヘッドハンターあるいは採用企業の担当者から「経歴が魅力的だからぜひ一度面談してくれませんか?」という内容でメッセージが届きます。採用企業の場合ですと、直接1次面接が始まります。ヘッドハンターからのプラチナスカウトは面接ではなく、ヘッドハンターとの面談が確約となります。

ヘッドハンターの中には具体的なポジションを張り付けてくるヘッドハンターもいますし、内容は一度面談をしてみてから判断したいというヘッドハンターもいます。

採用企業の場合は、「まずは面談にて募集しているポジションの詳細を説明させてください。」という内容のものが多いです。まずはお互いの自己紹介や情報交換をしようという場になります。

スカウト返信方法

メッセージの返信ボックス内に ①氏名を表示する ②連絡先を表示する というチェックボックスが2つあります。

これらは、デフォルトでチェックがついているので、表示したくない場合はチェックを外して返信しましょう。

返信は必須なの?

返信必須ではありませんが、返信をせずにいると、先日送ったメールを見てくれましたか?といった内容のリマインダーが送られてきます。これらを受け取りたくない方は返信しておきましょう。

プラチナスカウトの優位な点

内定率が高い

プラチナスカウトはヘッドハンターや採用企業がマッチング度が高いと思った人にしか送らないものです。書類選考も免除となりますので、すぐに1次面接へと進むことができます。それだけ角度の高い候補者にしか送られません。

一般的に転職の内定率は1案件5%前後と言われることが多いのですが、プラチナスカウトにおいては20〜30%ともいわれています。

つまり最低でも5件に応募すれば1件は内定が取れることになります。

面接・面談が確約されている

プラチナスカウトが一般スカウトに比べ優位な点は何といっても一次面接が確定しているところです。ただし、ヘッドハンターからの場合はヘッドハンターとの面談確約の意味となりますのでご注意ください。

採用企業はあなたの職務経歴を見てフィットしていると思っているから声をかけています。一般的な応募プロセスだとまずは書類選考から、というところが多い中プラチナスカウトを受けると一次面接から受けることができます。(職務経歴書、履歴書などの書類の提出は必要になりますが、それで落ちるということはありません。)

無料プランでも閲覧・返信できる

プラチナスカウトは誰でも閲覧、返信ができますが、スカウトを送るヘッドハンターは誰でも開封できるプラチナスカウトを送りたいと考えています。

※普通のスカウトは有料プランでないと閲覧、返信できないようになっています。

プラチナスカウトをもらう4つのポイント

4つのコツ

プラチナスカウトをもらうには、あなたがどのような職務経歴があって、どういった実績を持っているかを明確に書いておくことが必要です。

ここでは、どのように経歴と実績を記述すればより検索に表示され目に留まりやすいかを解説します。

1.数字で実績を記載

できる限り誰が見ても例えばコールセンターのマネージャーをやっているとしたら「コールセンターへの問い合わせの数からの注文を2年間で2倍にした」といった具合です。できる限り着目した数字と達成した数字が見え、達成のために行った具体的な施策を書いておきましょう。

2.仕事に関するキーワード盛り込む

企業の採用担当者やヘッドハンターは探している候補者のスキルや職務経歴をキーワードで検索します。探されるであろうキーワードを自身の経歴に盛り込んでおくことで検索結果として表示されるようになります。

これはつまり、ビズリーチ上でのSEO対策を行っていることになります。

3.ログインや返信やをこまめにする

返信をするのは必須ではありませんが、していると採用企業担当の管理画面上でHOTアイコンがつき、アクティブに転職活動をしている候補者ということが分かりようになります。よって「HOT」アイコンがついている候補者に優先的にスカウトが送られるようになります。

また、ログインをまめにすることでもアクティブユーザーと判定されるようです。

4.フリーコメント欄で積極性をアピール

実績とは別に以下のようにフリーコメント欄に自分自身の積極性をアピールしておくと印象が良く声もかかりやすくなります。

「内容やカルチャーフィットを重視して転職を検討していますので、可能性がありそうな案件には積極的にお話をお伺いさせていただきたいと考えております。」

企業側から見て前向きに検討してくれそうな印象を与える文言を追加しておきましょう。

プラチナスカウトの返信例

スマホで返信

面談や面接に進みたい場合

採用企業への返信「お声がけいただきありがとうございます。貴社の求人内容に興味があります。ぜひ1度面談にて募集ポジションの詳細についてお伺いさせてください。どうぞよろしくお願いいたします。

ヘッドハンターへの返信事例

「お声がけいただきありがとうございます。ぜひ面談にて今回貴社よりご紹介いただける求人内容についてお伺いさせてください。私の状況含め情報交換をさせていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。」

一般的には、採用企業の場合もヘッドハンターの場合も、この後日程調整のメールが返信されてきます。

条件次第では面接に進みたい場合

仮に優先的に考えている条件がある場合、その条件にあてはまるかまず確認してみましょう。そのうえで選考に進むか進まないかを決める旨伝えておき返信を待ちましょう。

「お声がけいただきありがとうございます。貴社求人内容に関して興味があるのですが、今回探している条件の中で〇〇を優先的に検討しております。貴社において〇〇の条件はどういった内容でしょうか?ご教示いただけますと幸いです。そのうえで選考に進むか進まないかの判断をさせていただきたいと考えております。よろしくお願いいたします。」

辞退したい場合

ビズリーチスカウト辞退ボタン
ビズリーチ辞退理由

辞退したい場合は、返信部分に図のような辞退ボタンがあります。こちらで理由を選択して送るだけで返信することができます。一度辞退してしまうとそれ以降メッセージを送ることはできませんのでご注意ください。

プラチナスカウトの仕組み

一通あたりいくらなのか?

基本利用料で単純計算すると一通あたり2,000円ちょっととなります。(基本料金85万円にスカウトメール通数400通送付可能)

ちなみにメールを400通以上送る場合は20通につき10万円で追加することができますが、この場合の1通あたりの単価は¥5,000となります。

ヘッドハンターのランクについて

ヘッドハンターはS~Dランク、新規加入というランク制度があります。このランクは次のヘッドハンターのパフォーマンス要因によって決まります。

  • 直近の採用決定人数
  • 採用が決定した会員の決定年収
  • プラチナスカウトの返信率

ヘッドハンターランクは、会員が見て返信するしないを決めることもあるので、ヘッドハンターとしては、マッチング率の高い候補者に適切な内容で返信率を上げようとします。

また、Sランクのヘッドハンターは全体の約3%程度しかいない非常に優秀なヘッドハンターです。プラチナスカウトをもらったら一度話を聞いてみると可能性が広がるかもしれません。

また、ビズリーチはヘッドハンターのモチベーションを上げるために「JAPAN HEADHUNTER AWARDS」というヘッドハンターのMVPを決める授賞式を年に一回行っています。この対象者になるために日々の活動のパフォーマンスを高くするために努力しています。

よくある質問(FAQ)

FAQ

ここでは、私もよくお世話になっている某グローバル人材会社のマネージングコンサルタントであるYさんに転職希望者からビズリーチのプラチナスカウトに関するよくある質問について聞いてみました。

Q.「ビズリーチからのプラチナスカウトで応募したのに選考落ちたりすることはありますか?」

A.「あります。あくまで企業側はあなたのスキルが合格ラインで1次面接に進んでほしいと思い声をかけています。結果的に面接を受けてみて、思ったような実績とは違った、あるいは人物的に合わないなという場合は不合格になることはあります。」

Q.「ビズリーチ上でスカウトを受けてどのくらいの数のヘッドハンターに会うべきでしょうか?」

A.「時間が許す限りできるだけ多くのヘッドハンターや企業に会った方がよいです。会う前に、声をかけてきたエージェントの経歴をLinkedinで見たり、ホームページを見てみましょう。少し怪しいなという場合やあまり自分の分野にマッチしていないようなエージェントは合わなくても良いと思いますが、思わぬ人があなたに会った案件を持っている可能性もあります。時間が許す限りできる限り多くの人と話をしてみましょう。その中で自分と相性の良いヘッドハンターとの出会いもあるでしょう。」

Q.「ビズリーチ上でのスカウトは無視しても問題ないでしょうか?」

A.「問題ありません。不快なスカウトやマッチング度の低い案件などは特に返信する義務はありません。ただし、辞退しておけばアクティブな転職希望者というHOTアイコンがついたり、まめにログインすることでプラチナスカウトを受けやすくなるためたくさんメールを受信したい方は辞退する方が良いでしょう。」

Q.「プラチナスカウト経由での内定確率はどの程度なのでしょうか?」

A.「これはヘッドハンターの力量にもよりますが、私の場合平均すると、5~6人に一人くらいが内定までいきます。(ただし、ここで内定承諾率までは入れていません。)

採用企業側になるともっと確率が高くなることもあるそうです。というのは、採用側からのダイレクトというのは、そもそも採用要件を年齢や性別含めて分かったうえでスカウトするため、声をかけるまえからある程度決めて声をかけるからのようです。」

まとめ

プラチナスカウトをもらえばその内定確率は非常に高いものです。そのためにはプラチナスカウトをもらえるように経験や実績を分かりやすくした経歴書を準備しておくことが必要になります。

一度準備しておけば、採用企業やヘッドハンターなど多くの人の目に留まるので少し時間をかけてでも準備しましょう。職務経歴書がすでにある人はそちらを流用しても良いと思います。

また、ビズリーチの強みは何といってもその認知度から、ありとあらゆる採用企業やヘッドハンターが多く集まっているところです。できる限り多くの採用関連者と会い、自分の可能性を広げるチャンスの場にしましょう。

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