20代転職

転職は悪いことではない!キャリアの可能性が広がる選択肢のひとつである

スキルが広がる

転職は悪いことだという意識を持っている人は、今の時代どの程度いるのでしょうか?一昔前よりは少なくなったものの、潜在的にそう思っている人はまだ一定数存在するでしょう。

転職を考えだして世代の違う上司に相談したら止められたり、親に反対されたりする人もいると思います。

しかしながら今の時代、転職は、個人にとっても企業にとっても、特に労働人口が少ない日本においては適材適所に人が配置されるには必要なことです。個人にとってもキャリアの選択肢を広げてくれます。

本記事で転職がなぜ個人にとっても企業にとっても良いのかを理解し、正しいキャリアを築いていく参考していただければ幸いです。

転職は悪いことであると言われてきた理由

転職は一昔前の終身雇用・年功序列という考え方がキャリアの主流だったころには、転職はあまり印象が良くなかったことは事実です。

もちろん今でも、転職は悪いことであるというイメージを持っている人は一定数いるでしょう。

今まで転職が悪いことだと言われてきたのは、以下のような理由があります。

  • 一つの会社で勤めあげることが美徳だった
  • 忠誠心がないと思われる
  • 不満から逃げる行為だと思われる

しかし、時代は変わり、終身雇用・年功序列では若い世代のモチベーションも上がりませんし、会社全体の生産性も限界があります。

人材の流動性も低くなってしまうことから、政府は「ジョブ型雇用」という専門性を持った人材の採用を加速することを推奨しはじめました。

ジョブ型雇用は海外では当たり前に行われてきたことで、日本のような平均点教育の延長線で、なんでもそれなりにこなせる人を教育し企業で働いてもらう方法とは逆で、個人個人の強みにフォーカスし、専門性を持った人を生み出すやり方です。

そして、結果的に人材が社会的に適材適所に配置され、評価される人材が職能レベルによってきちんと評価される構造なのです。

転職は悪いことではなくキャリアの幅を広げてくれる

成長する

実際に転職はキャリアの幅を広げてくれます。

1社では実現できないキャリアの経験をすることができます。会社にも求められているならそれは双方にとって有益です。

むしろ、転職せずに1社で限られた仕事内容に甘んじている方が、市場価値の低い人になってしまう可能性が高いでしょう。

最悪なパターンは、新卒で大企業の総合職採用で入社して、ジョブローテーションを繰り返しながら居続けることです。ジョブローテーションにより、なんでもそれなりにできるようになりますが、多くはその会社でしか使えないスキルの習得にしかなりません。

20年経って、いざ転職となったときには専門性も薄く、同じような大企業のポジションにしか転職できなくなってしまいます。

自分の専門性を明確にし、目的に応じて転職しキャリアを築いていくほうが充実したキャリアになりますし個人の市場価値も上がります。

転職のメリット・デメリット

転職をしたいというには何かしら目的があるはずです。

「新しいスキルを身に着けたい」「給料を上げたい」「職場の人間関係から逃れたい」様々な目的があると思いますが、その目的を達成することが転職の最大のメリットです。

一方で、その目的を達成できない場合、つまり想定していなかったことが転職後に起きるというリスクもはらんでいます

ここでは転職する際に一般的に考えられるメリットデメリット両方挙げてみます。

転職によるデメリット

  • 給与が下がるリスクがある
  • 文化に馴染めない可能性がある
  • 同じくらいうまくいくとは限らない
  • 転職してみないと職場環境や仕事内容は分からない

転職によるメリット

  • スキルアップできる
  • 市場価値を上げることができる
  • 労働環境を変えることができる
  • 給与アップできる

また、転職することでのメリットやデメリットはありますが、労働力不足の日本で転職が一般的になることで、人材の流動性が高まり、適材適所に人が配置されるようになります。

特に人材不足が深刻なIT系の専門職種などでは、必要な時に必要な人材を配置するために人材の流動性を高めることはもはや必須となってきています。

海外での転職事情と勤続年数国際比較

グローバル

一昔前の日本では転職=悪というイメージがあったかもしれませんが、海外では 終身雇用 のような概念は全くなく、生涯のうちに何回か転職することは極めて一般的です。

また、海外では、日本のように雇用主が雇用の保証をしてくれるようなことがありません。一方的に解雇されることもあります。よって、いつでも転職できる準備をしていることが普通なのです。

以下は、 データブック国際労働比較2022による「国別に見た平均勤続年数」です。1社あたりの平均在籍期間が国によってかなり違うのが分かるかと思います。

日本の労働者の平均勤続年数が11. 9年とイタリアにつぎ世界でも2番目に長くなっています。一方、一番短いアメリカでは4. 1年となっています。

<国別に見た平均勤続年数>

15~2425~5455~6465歳~
日本11.913.49.3211.319.116.5
アメリカ4.14.33.91.24.99.910.3
イギリス8.18.27.91.77.513.911.1
ドイツ10.811.110.41.99.319.513.7
フランス1110.811.21.31021.117
イタリア12.412.412.31.610.621.322.3
オランダ9.4108.71.68.518.918.7
ベルギー10.910.811.11.59.521.415.2
デンマーク7.27.47.11.56.21416.9
スウェーデン8.38.28.51.26.916.616.3
フィンランド8.88.78.91.17.417.913.1
ノルウェー8.68.78.51.87.316.919.9
スペイン10.510.710.31.2920.120.7
韓国674.80.86.38.13.3
参照元:データブック国際労働比較2022

転職する際の転職方法の選択肢

転職がより一般的になった昨今では、転職方法の選択肢も豊富にあります。自己応募以外にも、スカウトしてくれるサービスや、あなたにあったポジションを紹介してくれる転職エージェントのサービスもあります。

より多くの選択肢の中から、自分に合ったベストなものが選べるよう、可能な限り様々な方法を使ってみましょう。

おすすめの転職エージェント・スカウトサイト

おすすめ転職エージェント

JAC(ジェイエイシー)

伴奏力が高いエージェントです。

エージェントのマッチング力は最初の面談時のヒアリング力が鍵となりますが、ヒアリング力が高くそれが結果的に求人紹介のマッチング力、スピードが高いエージェントです。

採用側から見ても候補者の提案力が他のエージェントに比べ非常に高いのが特徴です。面接対策も充実していますので初めて使うエージェントとしてもお勧めします。

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古くからある大手エージェントなのでシステム化されていてフォローアップもまめに行われます。

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転職市場や、業界、職種の知見が豊富な転職のプロが、キャリアプランの相談や、職務経歴書や履歴書の添削、模擬面接や面接の答え方のアドバイスなど、選考通過のへ向け手厚いサポートをしてくれます。

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en world(エンワールド)

業界ごとに特化した部門があり、非常に優秀なコンサルタントがそろっています。

最初の面談でまず細かくヒアリング、そこからのフォローアップも非常にきめ細やかです。入社後のフォローもあるのが特徴です。

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外資系のエージェントのお勧めはこちら:【2023年版】 外資系転職エージェント・転職サイトおすすめ一覧(業界別)

おすすめスカウトサイト

ビズリーチ

ビズリーチは多くのヘッドハンターや採用企業関係者が集まる日本最大級のスカウトサイトです。

あなたに声をかけてくるヘッドハンターや採用企業は、ニーズとマッチしているから声をかけてきますので就業確率が高いです。外資系企業が希望であればその旨書いておきましょう。英文で経歴を載せておくこともできます。

効率よく、そして、自分にあった案件に出会いたいのであればまずはビズリーチへの登録はおすすめします。

転職サイトの【BIZREACH(ビズリーチ)】の公式サイトを見る

リクルートダイレクトスカウト  

リクルートダイレクトスカウトも基本的には、ビズリーチと同じスカウトサイトとなります。

私の感覚ですと、ビズリーチよりも日系案件が多いですが、ここでも外資系企業希望だと記載しておけばマッチした案件を持ったヘッドハンターから声がかかります。

まだ、ビズリーチに比べて転職希望者が少ないので競合度は低いかもしれません。

リクルートダイレクトスカウトの公式サイトを見る

リクルートダイレクトスカウト

まとめ

転職は悪いことであると言われていた時代の、かつての終身雇用の年功序列という制度は、安心感こそもたらしますが個人の実力を正当に評価することが難しい制度でした。

近年では政府からの推奨項目となっている、専門家の流動性を高めるべく『ジョブ型雇用』にシフトしつつあります。

これにより、個人が正当に評価され、必要な場所に必要なタイミングで転職し、自由にキャリアパスを築ける時代になってきています。

動くか動かないかは個人の自由ですが、少なくとも自分の専門性をもってきちんと評価されたい人にとっては、転職しキャリアを積み上げていくことが可能になりました。

転職は失敗するリスクももちろんありますが、正しく活動を行えば個人のキャリアにおける可能性を広げてくる手段となりうるのです。

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