「転職したいけど怖い」「転職する勇気がない」という人に向けて、その怖さの原因を解説し、不安の払しょくする方法について解説しています。自分の不安自体の原因を知ることによって、どう対処するべきかを知り、行動できるようにしていきましょう。
あるいは、それが行動に値しないほどの不安である場合は、そもそも転職をしないという選択肢を取ることもできます。しっかりと自分の中にある不安の原因を理解していきましょう。
転職したいけど怖いと思うのは当然!怖さの原因を解説
転職したいけど怖いと思うのは、人間の一般的な心理状況です。将来のことが漠然と不安に感感じる。この不安だと感じるのはじつは行動していなくて、何が起こるのか明確に分からない状態のことです。
行動すれば、道が開けてきてどういったステップがあるのか、目的地にはどんな人がいるのか、など徐々に見えてきます。
見えてくるとこの不安が払しょくされます。また、人間は変化を嫌う生き物で、特に現職の環境で特段不満がないという人にとっては、リスクのほうが見えてしまいます。
さて、転職活動での不安は大きく分けると3つに分類することができます。
- 転職活動そのものに対しての不安
- 現職から離れる勇気がない
- 新しい職場に行く勇気がない
次にそれぞれにどんな不安があるのかより具体的に見ていき、その対処法について見ていきます。
1.転職活動への不安の原因と対処法
①転職活動で選考を落とされるのが不安
面接や書類選考で落とされると自分自身を否定されたようになると言う人が結構いますが、私が採用側で感じるのは、実際の候補者の方の選考は、タイミングや相性の問題がほとんどです。
他に進んでいる候補者がいたり、年齢や性別的に今の環境によりフィットする人がいたり、とその時の応募ポジションのチーム状況にもよります。タイミングが悪かった、と割り切り次に進むことが大切です。
②失敗するのが怖い
また、仮に面接でうまく答えることができなかったとしても場数を踏むことで徐々に回答もうまくいきますし、そのプロセスを踏むことで徐々に自分自身の思考もクリアになっていくものなので、必然のプロセスと捉えるべきでしょう。
③プロセスが分からなくて不安
転職プロセスが分からない場合はどういったプロセスがあるか調べてみましょう。転職エージェントに登録して詳細を聞いてみるのも良いと思います。
こちらの記事では、外部に委託できる部分をを明らかにして解説しています。ご参考ください→「転職したいけどめんどくさい」こんな時は人にまかせよう!委託可能な部分と行動する3つの秘訣
2.現職から離れる勇気がない場合の原因と対処法
①退職を今の会社に伝える勇気がない
現職に長く勤めている人は特に、退職を言い出しにくい状況化もしれません。退職を伝えて、周りの人がどんな反応をするのかを考えて不安になることもあるでしょう。
噂になるような情景が頭に浮び、退職手続きをするのが億劫な人は退職代行を使うと言う手段もあります。
特に現職でパワハラ上司や高圧的な人々のもとで働いていたような人は退職で嫌味を言われるくらいなら割り切って退職代行サービスを使うのも全然ありだと思います。
退職代行サービスは、第三者機関を通して間接的に退職を伝え手続きを行うことが可能で、出社せず辞めることもできます。いまや退職代行サービスは多数存在します。弁護士法人や労働組合が運営している安心できるサービスもありますのでいくつかご紹介します。無料相談もあるので、自分に合ったサービスを選びましょう。
おすすめの退職代行サービス
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②今の環境に不満がない
今の環境に特に不満がない場合は、次の職場では当然別の環境が待ち構えていますから、自分にあった環境を選ぶべきでしょう。
それでもその環境に慣れるまではストレスも感じるでしょうし、どんな企業に転職しようが一定のリスクはあります。できる限りの情報収集でリスクを最小化しておきましょう。
③今の仕事に慣れている
誰でも、仕事に慣れるまでには時間がかかるものです。今の職場でも、次の職場でも同様のことでしょう。これまで困難を乗り越えて今の仕事をできるようになったのもこれまでの苦労があるからです。
次の仕事に慣れるにも当然困難はあるでしょうし、時間はかかります。しかしその先にある新しいチャレンジや新しい環境で自分がスキルを身に付けることや、活躍するイメージを鮮明に描いてみましょう。
不安がそのイメージよりも大幅に勝っているのであればイメージが明確ではないか、その目的に自分自身が納得していない時です。改めて目的を見直してみましょう。
3.新しい職場に行く勇気がない場合の対処法
①人間関係の再構築に不安
特に今の職場での人間関係が良好な人は、その関係構築に時間を要したかもしれません。その場合また1から人間関係を作ると想像すると不安になっても仕方がありません。人間関係良好であることが目的ではないはずです。
②文化や環境に適応できるか不安
企業は文化や転職先は、自分の性格や価値観にあった職場を選ぶべきです。予めどういった環境が自分にあっているかを明確にしておきましょう。転職エージェントを利用する場合は、希望条件として環境を伝えておきましょう。
また、インターネット上では、企業に関しての情報が企業の評判サイトなど様々なメディアで見れる時代です。そういったサイトやSNSなどで情報収集をすることである程度自分に合った社風かどうかを見極めができるはずです。最終的には面接官やチームメンバーに会うことでかなり解像度は上がるはずです。
③新しい仕事がうまくできるか不安
これは転職をしようとする限り、誰にでもつきまとう不安です。この不安をなくす方法としては、求人のジョブディスクリプション(職務記述書)を確認し、間違いなく自分の経歴に合ったポジションだということを確認することです。
面接の際に直属の上司に確認することも良いでしょう。転職エージェントならその辺を事前にリサーチしてくれます。
理想的なのは、新しいチャレンジがしたいときに転職することで、やりたい仕事が明確なときです。不安よりも、新しい仕事をすることを想像してワクワクが勝っているような状態でしょう。
「転職したいけど怖い」それでもこんな人はすぐ動いた方が良い
総合職として様々な職種の仕事をしている人
総合職で入社することが絶対に間違っているというわけではありませんが、
会社の都合で様々な職種を転々とさせられたり、そのままいて手に職をつけるのが難しいような環境にいるのであれば動くことをおすすめします。もちろんその会社でできる限りのことをするという忠誠心の高い人は良いと思いますが、プロフェッショナルなキャリアを作っていきたい人は専門性を確立できるような環境が良いでしょう。
特に30代でもこれといった専門性が出来ていない人は今すぐに動かなくとも、他の選択肢を模索することをおすすめします。
専門性が定まりきっていない人
キャリアではまず何より自分の専門分野を確立することが後のキャリアに大きく影響してきます。したがって、今の会社にいても何の専門性も身に付かないと思うなら早く動くことをお勧めします。
もちろん、転職がすべての選択肢ではないと思います。異動を希望して専門部署に行ける環境であればそちらでも良いと思います。とにかく自分自身の職種領域でまずは専門性を作っていくように動くことも検討してみましょう。
現職で耐え難いストレスを感じている
現職でやりたいことができていない、人間関係が悪く大きなストレスを日々抱えているという人は、限られた人生の時間で本当にその会社に居続けることが良いのか見直してみてください。
義理人情やリスクを冒したくないという気持ちもあるでしょうが、基本的に会社はあなたがいなくても回っていきます。あなたがストレスを感じる環境で違う人はストレスを感じないという人もいるでしょうから、健康を害する前に動くことを検討しましょう。
長時間残業が常態化する会社にいる人
周りを見渡してみて長く勤務している人が長時間労働しているような会社には特徴があります。このような会社は、職務ごとに組織が作られておらず、人に仕事がついてくる会社で、いればいるほど自分の仕事がどんどん増えます。どんどん残業が増えて帰れなくなります。
いわゆる一人一人の仕事が明確に決まっていない会社に多い環境です。このような会社では専門性を作ることもそもそも難しく、ワークライフバランスを保つこと自体が困難な組織構成になっています。今すぐ転職することをおすすめします。
転職したいけど怖い場合の不安を払拭する方法
まずは情報収集を始める
転職サイトで求人を見てみる
実際の求人をみることで転職先を具体的に想像できるようになります。また、求人サイトに掲載している企業についての情報を企業情報のサイトなどで評判を見たりすると社風なども良く分かり、かなり具体的にイメージできることが分かるでしょう。
転職エージェントに登録してみる
実際に転職エージェントに登録すると一般的に専任のコンサルタントがあなたにつきます。そこでどういった不安があるか相談してみると良いでしょう。コンサルタントは多くの転職希望者をサポートしてきて知見もあるので、様々なケースに明るいです。無料ですのでまずは相談してみると良いでしょう。
転職エージェントなどの伴奏パートナーを見つける
転職エージェントに登録すると担当のコンサルタントがつきますが、人によって相性があります。何人かのコンサルタントに合っていると自分にあったコンサルタントにめぐり逢います。そういった人々との出会いは、かけがえのないキャリアのパートナーになることもあるので根気よく探してみることをおすすめします。
私自身、数年来の付き合いのコンサルタントが何人かいますが、彼らがたまに紹介してくれる求人が思わぬ転職先になった、ということもあります。予めあなたの希望条件やキャリアを共有しておくと良いでしょう。
不安がある方におすすめの転職エージェント
JAC(ジェイエイシー)
伴奏してくれるパートナーという意味でJACのコンサルタントは転職希望者に寄り添ってくれる人が多いです。
また、採用側でお世話になった時もJACの担当者からの紹介までのスピードや、募集職種へのマッチ度はダントツでした。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは転職が初めての方にとっても分かりやすくプロセスから丁寧に説明してくれます。特に20代30代で次のキャリアの方向性に迷っている人などにとっては、相談に乗ってくれる頼もしいエージェントです。採用企業からの信頼も高く非公開求人を多く保有している印象です。
マイナビエージェント
マイナビエージェントは、ヒアリング力やコンサルティング力に定評がありオリコンNo.1評価をもらっているエージェントです。
こちらも大手エージェントで大部分の職種・業界のポジションを網羅的に扱っています。そのため、やりたいことがあい業界、職種をまたいだ転職などの相談にも乗ってくれるでしょう。
まとめ
転職したいけど怖い人も理由を理解すればどうすればその不安を払拭することができるか分かるでしょう。
多くの不安は行動不足からくるものです。まずは情報収集からはじめ転職市場を見渡すことで、いま持っている不安の実際の問題レベルを明らかにしましょう。
また、その不安を一緒に乗り越えてくれる転職エージェントなどのパートナーが見つかれば、転職活動の心強いパートナーとなるはずです。
転職したいけど怖い、不安、という方は、「転職時の不安の原因と解決方法について」の記事も参考にしてみてください。